マイコンの入力端子

マイコンから外部の電圧がHレベルかLレベルかを読み取る端子を入力端子と言います。

図1-9は、本キットのマイコンの、電源電圧が3.3Vの場合のHレベルとLレベルの判別範囲です。

図1-9 ESP32マイコンの電圧判定レベル

入力端子は、電源電圧に近い電圧をHレベル、0Vに近い電圧をLレベルと判定します。本キットのマイコンの場合、電源電圧の0.75倍以上(2.475V以上)をHレベル、0.25倍以下(0.825V以下)をLレベルと判定します。その中間の電圧の場合、HレベルとLレベルのどちらに判定されるかは不定であり、同じ電圧でもマイコンごとに(または測定ごとに)判定結果が異なってくる可能性があります。

入力端子からは、原則として電流は流れ込んだり流れ出したりすることはありません。現実には僅かに電流が流れる可能性はありますが、本キットのマイコンの場合は最大でも50nA、すなわち1億分の5アンペアまでです(ただし、端子の設定によりもう少し大きめの電流が流れる場合もあります)。

マイコンのピンの入力特性の詳細については、マイコンのデータシートをご確認ください。