LEDの点灯 – 関数
それでは、Arduinoフレームワークの提供する、入出力設定関数と電圧レベル設定関数について見ていきましょう。
各ピンの入出力の設定
各ピンの入出力設定は、Arduinoフレームワークの提供するpinMode
関数を使って行います。
pinMode(0, OUTPUT);
Code language: Arduino (arduino)
pinMode
関数は、2つの引数を取ります。
最初の引数では、GPIOピンの番号を整数で指定します。上記の例では「0」が設定されており、GPIO0ピンの設定を行うことになります。GPIO21ピンの設定を行いたい場合は「21」を指定します。
2番目の引数では、ピンのモードを指定します。上記の例では、ピンを出力モードにする「OUTPUT
」が指定されています。
なお、「OUTPUT
」はArduinoフレームワークの提供する定数であり、本テキストで用いているESP32向けArduinoフレームワークでは「OUTPUT
」には整数の「3」が定義されています。従って「OUTPUT
」の代わりに「3」を設定しても全く同じ処理になりますが、わかりにくいのでArduinoフレームワークでは「OUTPUT
」という定数が別途用意されています。
各ピンの電圧レベルの設定
電圧レベル設定は、Arduinoフレームワークの提供するdigitalWrite
関数を使って行います。
digitalWrite(0, HIGH);
Code language: Arduino (arduino)
digitalWrite
関数は、2つの引数を取ります。
最初の引数では、pinMode
関数の場合と同様にGPIOピンの番号を整数で指定します。
2番目の引数では、出力する電圧の値を設定します。設定可能な値は「HIGH
」または「LOW
」で、「HIGH
」の場合はHレベルの電圧が、「LOW
」の場合はLレベルの電圧が出力されます。
なお、「HIGH
」と「LOW
」はArduinoフレームワークの提供する定数であり、「HIGH
」には整数の「1」が、「LOW
」には整数の「0」が定義されています。
入出力設定、電圧レベル設定について理解できたと思います。
では、実際にプログラムを組んでいきましょう。